海上自衛隊に納入されている楕円形のステンレス製カレー皿です。
※本品は官給品とは異なります。
※スプーンは商品に含まれません
材質:18-8ステンレス
サイズ:318mm×180mm×35mm
重量:約378g
【海自のこだわり】
昭和54年より自衛隊に納入されている、楕円形のステンレス製カレー皿。
この形状は新潟県燕市の株式会社イケダが、昭和43年に開発したものです。
通常、株式会社イケダ製ステンレスカレー皿のリング(縁)の仕上げは上付きに仕上げます。
しかし、海上自衛隊のカレー皿はこのリングが下付きになっているのです。
そこには海自のこだわりが隠されています。
海上自衛隊は、海軍の時代から海の護りの要であると同時に、世界各国との交際が必要な海軍軍人は軍服を着た外交官でもあります。
日本の良さを伝えるのも役割で、海軍の時代から世界に引けを取らない品質の良い物を採用しておりました。
それは今も受け継がれ、自衛隊がこのステンレスカレー皿を採用する事になった際に「リングが上向きだと隙間に食材(カレー)が入り込んでしまうので下付きにして欲しい」との要望が…。
リングを下付きにする事は容易な事ではなかったのですが、製造メーカーは試行錯誤の末、リング下付きのステンレスカレー皿の製作に成功しました。
今日でも海自のこだわりが込められたステンレスカレー皿は海上自衛隊に納入され、好評を博しております。
【新潟県燕市産 イケダのカレー皿】
株式会社イケダのある新潟県燕市は、国産ステンレス食器の一大産地。
昭和43年、平たい洋皿で食事を提供していた時代にカレー用の深い皿を作ろうじゃないかと、
楕円形の奇抜なフォルムのカレー皿を作ったのが株式会社イケダ。
当時はカレーだけの用途で生産されるその名も「カレー皿」と命名されたお皿が無かったため、奇妙な形のインパクトさとともに会社のヒット商品となりました。